~お悩み上等地球人のBLOG~

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幸せへの一歩は趣味を持つこと?

幸せの定義の一つは『自分らしく生きること』であると以前述べました。

この自分らしさの割合をどれだけ人生の中で増やせるかが、幸せになる為に重要なのではないでしょうか。人生の中で自分らしさを出せている割合が80%もある人と20%しかない人ではどちらが幸福なのかは明らかですよね。この割合を簡単に増やす方法のひとつとして趣味を持つことが挙げられるかもしれません。なぜなら趣味とは自分らしさの極致だからです。趣味は誰に指示されたわけでもなく、心のおもむくままにやっているものですよね。つまり最も素の状態の自分が反映されているものなのです。

なかには趣味なんて人生において意味のないことだと考える人もいるかもしれません。なぜなら趣味とは投資効率が非常に悪いからです。趣味にはまればはまるほどお金と時間を失ってしまいます。実は私もそう考えていた一人でした。

 私は小学生の時からお受験戦争で戦ってきました。中学高校は一貫の私立学校です。お勉強するために造られた学校で、部活というものが存在しません(正確には中学のみ部活は存在していましたが基本的に入部は推奨されていません)。私は点数という数値が支配する世界にずっと身を置いていました。いつしか私はテストで高得点を叩きだすことばかりに目がいっていました。それは、青春時代を棒に振って勉強してきたからには結果を出さなければ嘘になってしまう・自分は間違ってなんかいないと証明したい、という心理も働いいたからです。しかし、そうして数値ばかり意識する生活を長年送ってしまったばかりに、京都大学に入学しても、趣味なんて数値に繋がらないじゃないかと勘違いしてしまい趣味を探すことを軽んじてしまったのです。私は夢中になれるものを大学時代見つけることができなかったと以前述べた、これが原因の一つです。

 

これは失敗でした。趣味とは楽しいこと、幸せなことです。幸せになるために我々は産まれてきました。趣味は自分の生きている意味にも繋がるのです。また、趣味を通じて人脈が広がり、良好な人間関係を築くことができるかもしれません。こうやって少しでも『幸せ』や『自分らしさ』の割合を人生で増やしていくことができれば、それはとても素敵なことなのでしょう。・・・し現実はどうでしょう。

例えば次のケース。

自分を殺しながらやりたくもない仕事を夜が更けるまでする。土曜日は疲れを取るために一日中睡眠。日曜日はやりたいことをするけれども、翌日の出勤に備えて早めにやりたいことを切り上げる。多くの人がこういった生活リズムなのではないでしょうか。これでは1週間のうち半日程度しか自分らしさを出せていません。自分らしさを出せている割合はおよそ7%です。これではあまり幸福とは言えなさそうです。

 

この割合を増やすためには趣味を持つことだと述べましたが、更に上のステップとして好きなことを仕事にしてしまうという方法が挙げられます。こう言うと『好きなことで飯が食えるか』と反論する人が世の中にはいるかもしれません。いや大多数の人が好きなことをして暮らす=悪であると教え込まれています。しかし今はそういう時代ではありません。将来、好きなことをして暮らす暮らし方がもっと一般的になるだろうと私は確信しています。また、世の中の大富豪と呼ばれる人は、皆自分の好きなことを貫き通してお金持ちになったようです。心から大好きなことを熱中してやれば、いつのまにか成功していた、という風に。こういった話は大富豪に関する書籍には必ずといっていいほど出てきます。

(参考までに本田健さんの名著『ユダヤ人大富豪の教え』を挙げておきます。別記事でレビューする予定です)

 

確かに、好きなことで生計を立てるというのは努力が必要かもしれません。しかし好きなことだからこそそういった努力も苦痛ではありません。むしろそれをひっくるめて輝かしく思えるはずです。好きでもない仕事に就き、お金と安定を得た結果、魂の抜けたような人間になるようでは何の為に産まれてきたのか分かりません。先に挙げた『ユダヤ人大富豪の教え』ではこのように書かれています。

好きなことをやってお金になる→最高の人生

好きなことをやってお金がない→結構幸せ

嫌いなことをやってお金になる→結構不幸

嫌いなことをやってお金がない→最低の人生

これを見るといま私は結構不幸か最低の人生を送っているようです。

しかしこれは私が自分の好きなことを探すという大事な作業を怠ったツケです。私は自分の好きなことが何かはっきり理解していません。夢中になれるものもありません。趣味も浅く広くといった程度でしょうか。つまり、どうやっても結構不幸以上の生活は現段階では望めないということです。

ですが、もしあなたが好きなことが明確に定まっているなら、きっと最高の人生を目指すことが出来るのではないでしょうか。先に述べた趣味の話に戻せば、いまの時代、趣味を極めればそれはビジネスになる可能性を秘めていると思います。趣味に関する情報をネットで発信すればそれを求めて沢山の人がお金を払ってくれるかもしれません。そこで得たお金を趣味につぎ込めばより多くの情報を発信できます。ここから先は雪玉を転がすように事が進むことでしょう。

もしあなたが私と同じように好きなことが分からないのでしたら、私と一緒に頑張りましょう。好きなこと、自分らしさを見つけるのは早ければ早い方がいいのは確かです。でもそれは、早い方が残りの人生を楽しめるからというだけ、きっとこの作業は一生掛かってでも成し遂げるべきものなのだと思います。とりあえず私は5年くらいのスパンで考えてみようかな、なんて思います。